季節のごあいさつ申し上げます・・・

憧れを込めて「初春です。」
とはいえアルプスあたりの山々は大冠雪していて、テレビなどに映る表情も冷たくてとても厳しい。

厳しい寒さと言えば氷点下20度!の体験を思い出します。
過去、お隣の国、韓国へ社員旅行した時の事。
2月の初旬でした。運よく太陽が出ていればまだいいのですが「そよ」と少しでも風が出ようものなら大変です。
肌の露出している部分は、ちぎれそうな冷たさを通り越して、もう痛みでした。目の玉も刺すような冷たさで目を開けておれない。道路はパリパリに凍り付いていてまともに歩けない。

一緒に行った皆さんも一様に転倒しないように注意深く歩いている。
過酷な自然(ソウルの街中でしたが)の中で、慣れない人間どもは、おっかなへっぴり腰の情けない姿でした。北限の白銀の世界を身一つで生きるシカやクマたちに比べて何と情けない我々だったのでしょうか・・習慣差とは言え、わが身のひ弱さを実感しました。

直後に入った地元の老舗レストランでは例のオンドルでしょう。
床が大変暖かくしてありその居住性のよかったことは天国でした。料理も辛い、辛くて体の芯まで温まったことがしっかりと記憶に残っています。

この季節で思い出すのは子供の頃。母の実家の近くいくつもの峠を一緒に越えてきた古いバスが去ってゆくと、凍ったように静かな山の辺の木々の美しいたたずまい、たくさんの小鳥のさえずりを聞きながら歩く。

そま道のふちには指を広げたくらいの霜柱が赤土を押し上げて、低い城壁のように連なって立っている。さくさくしたその壁を、靴の先で蹴っ飛ばしながら歩くのです。何気ないのですが動機は単純、爽快感を求めて壊す喜びだったのでしょう。
ずーっと遠くに見える洗濯物を干した農家あたりから「う・もーおう」と牛の声。大きな黒々した目、吐く息も白いだろうと想像できる。
小さな谷川の流れにはところどころにキラキラ輝く「つらら」がぶら下がっていて、手に取って口に含むとパリンと冷たくて美味しかった。

杉林の中の一本道には可憐な冬イチゴ、真っ赤な実が濃い葉っぱの陰に、ちらちら見えている。母にとってもらって食べた記憶ですが。
酸っぱくて甘く、忘れられない冬の味です。

二月の思いは節分です。豆が食べられる。「鬼は~外」の意味なんか考えもしない。不思議にこの日が過ぎると一気に寒気が緩んで三月には桜がほころぶ。学生時代に秋田出身の友人が遊びにきた。

3月2日に桜の開花をみた彼は信じない「梅だ!」。だよなあ。
3月20日には田植えが始まるよ。言ってもでたらめ言うな。

4月の入学のシーズンには川に行って裸で魚とり・・うそぬかせ!と。
我々の住む日本列島でも寒暖の差は結構ありますが、この厳寒の季節はそれなりに暖気への憧れが強くなりますね。

我が社の今は春のシーズン入りを前にして、いろいろなお客様の「憧れや夢」を実現する「お手伝いカタログ」を創ったり、「新しい暮らしのデザイン」をいくつも用意するような活動が活発に行われています。今後も新しいデザインに憧れてゆきます。どうぞご期待くださいませ。

当分は冷たい日が連続します。やがて三寒四温ですが、皆様お風邪など召しませぬようにご自愛のほど。

平成30年1月14日